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子どもたちは夜と遊ぶ |
単行本カバーのカラー中。 連載原稿がないので、余裕ぶっこいていたら、けっこう〆切がやばいことに。 あれれ?
最近読んだ小説の感想など。
「子どもたちは夜と遊ぶ」 上下巻の2冊。 この作品の本質というか魅力は、ミステリー小説としてのプロットの巧緻さよりも、キャラの立たせ方、その心理描写にあるかと。 いや、そもそも、ミステリーじゃなくラブストーリーなのか? キャラの内面をえぐるような、洗練された文章がステキ。 切ないラストも印象的ですごいよかったです。
「悪夢の観覧車」 これは最高に面白かった。 まさに「面白かった」という感想がふさわしいエンターテイメントミステリーです。 ↑の「子どもたち〜」と逆で、文章の切れ味よりも、プロットで勝負するタイプ。 練りに練られた伏線が鮮やかに回収されて、ストーリーが集約していく様は、読んでてゾクリとします。 キャラもマンガ的で、好きになれました。 映像化に向いてる小説ではないかなぁと思います。2時間映画のシナリオに丁度いい感じ。
「アヒルと鴨のコインロッカー 」 これはミステリー…なのか?と思いながら読み進めていったけど、ちゃんとミステリーでした。 これも「うまいな〜」とうならされた作品。 伏線の貼りかたが技あり。「あのシーンは、ああいうことだったのか」という感覚は、たまりません。 メインストーリーと関係のないところの描写が、深みを与えてるかんじがします。 映画にもなってるみたいなんだけど、どうやって映像にしたのかがすごい気になります。
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葉桜の季節に君を想うということ |
僕は寝る前に、枕元で読書をよくします。
で、そのとき口さびしいので、寝酒がわりにお酒を飲む事も多いんですが、聞くところによると、寝酒ってあんまり良くないらしいですね。 なんでも、熟睡を妨げるとか…(ちゃんと調べてないので定かではないですが)。 あと太るし(笑)。 ほどほどにします。
そんなわけで、最近読んだ本の感想でも書きます。
「マルドゥック・スクランブル」 上、中、下の3部作(↑の画像は上巻)。 これはアシスタントのSくんから借りたもの。 「面白いんで読んでください〜」と、3冊どさっと渡されたときは、うわー3冊か…長いな〜。と思ったけど、一気に読めました。 抜き身の刃のような文章(抽象的だな)がステキ。 キャラも、ウフコックとバロットの、あの近くて遠い関係がすごくいい。キャラの良さも一気に読めた要因。 寺田克也さんのカバーイラストもかっこいいです。
「扉は閉ざされたまま」 2005年版の「このミステリーがすごい!」第2位作品。 いわゆる倒述ミステリー。 舞台設定が、一見普通なんだけど、考え抜かれてて面白い。 淡々と状況を説明する飾り気のない文章は、まぁ読みやすくはあります。 疑問を持った人が多かったというラストも、個人的には好き。 登場人物が多い上に、とくにキャラ付けはしてないので、序盤のうちは、「あれ、これ誰だっけ」ってことがあるも、後半慣れました。
「φは壊れたね」 大好きな森博嗣さんのGシリーズの第一弾。 文庫待ちだったので、文庫で読めて嬉しいです。カバーデザインもステキ。 森作品に共通している、巧みな言葉選びと、キャラの立たせ方は健在。 「なんちゅう文章書くんだ!」と思わされることもしばしば。 第二弾の「θは遊んでくれたよ」も読みました。こっちも良かった。 海月と加部谷の絡みが好きです。
「葉桜の季節に君を想うということ」 2004年版「このミス」第1位作品。 前情報を頭に入れずに読んだ方が面白い系。 なので多くは語りません。 仕掛けは鮮やかだけど、ちょっとあざといかんじも少しします(笑)。
さて、そんなわけで、ネーム直しにもどります。ジャッ!
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ドグラ・マグラ |
胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか
小説「ドグラ・マグラ」を読了。 最初の刊行が1935年という、たぶん僕の読書歴のなかで最も古い作品。
「一大奇書」「読む者は精神に異常をきたす」などの謳い文句につられて、専門学生時代に一回挑戦した事があったんですが、その内容の面妖さと、意味不明さ(失礼、僕が未熟なだけ)に、途中で挫折して、幾年月…。
最近、映画版の「ドグラ・マグラ」を観て、それが内容をうまく整理してくれていて面白かったので、もう一度小説を読みなおしてみたわけです(邪道ですが…)。
今回も、相変わらずの常軌を逸した内容に、正直途中でくじけそうになったんですが、同じ轍は踏むまいと、がんばって2か月くらいかけて読み切りました。
まあ、完全に内容を理解できたかといえば、できてません。 構成の妙とでもいうか、メインのプロットははっきりしてるんですが、視点や表記法がめまぐるしく変わるんで、幻覚をみているような… でも、「なんかすげぇ」ってのはビシバシ伝わってきたし、なんだかいろんなものを得た気がします。 映画「2001年宇宙の旅」を観たときもこんなかんじだったな…。
また何年かしたら、再読してみようと思いました。
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叔母殺人事件 |
っしゃ、3巻のカラー描き終わり! これからCHIMES本編の作画に入ります。 思ったより良いペース。なんとか講談社の忘年会にも行けるかな。
折原一「叔母殺人事件<偽りの館>」読了。
おもっしろかったー。 今まで折原作品は何作か読んだけど、個人的にはいちばん良かったです。
この作者は、自分のカラーがつきすぎてて、やりづらいだろうなぁと思う。 読者がハナからわかってて読むので。 僕も「そう」なんだろうと意識して読んだんですけど、それでも作者の掌の上で踊らされてしまった。 くるくる踊ってました…。よく思いつくわこんなこと。
一方、プロットの見事さに比べて、地の文章が稚拙…と言ったらプロの小説家に対してものすごい失礼だけど、少しだけそういう印象を受けました。
誰かと内容について語りたくなる一冊です。 誰か読んでー!
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岡嶋二人フィーバー |
最近読んだ小説を、読んだ順でご紹介。
って、ほとんど岡嶋二人じゃないの。 僕、一回自分的ヒットが出ると、その人の本ばっかり漁るように読んでしまうという癖があるんですよね。 新地開拓しない、というか。 食べ物のお店とかもそうなんだよね…。まあ、それはいいか…。
とにかく、ぜんぶおもしろかったです。 「タイトルマッチ」はボクシング、「あした天気に〜」は競馬と、普段それほど興味を抱いてる題材じゃなかったのに、もう読まされまくりでした。 まあ、主軸は誘拐ものだからって事もあるんですが。
今は、これまた岡嶋作品の「七日間の身代金」を読んでます。 さ、ネームやらなきゃ…
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