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葉桜の季節に君を想うということ

僕は寝る前に、枕元で読書をよくします。

で、そのとき口さびしいので、寝酒がわりにお酒を飲む事も多いんですが、聞くところによると、寝酒ってあんまり良くないらしいですね。
なんでも、熟睡を妨げるとか…(ちゃんと調べてないので定かではないですが)。
あと太るし(笑)。
ほどほどにします。

そんなわけで、最近読んだ本の感想でも書きます。

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)
(2003/05)
冲方 丁

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「マルドゥック・スクランブル」
上、中、下の3部作(↑の画像は上巻)。
これはアシスタントのSくんから借りたもの。
「面白いんで読んでください~」と、3冊どさっと渡されたときは、うわー3冊か…長いな~。と思ったけど、一気に読めました。
抜き身の刃のような文章(抽象的だな)がステキ。
キャラも、ウフコックとバロットの、あの近くて遠い関係がすごくいい。キャラの良さも一気に読めた要因。
寺田克也さんのカバーイラストもかっこいいです。

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)
(2008/02/08)
石持 浅海

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「扉は閉ざされたまま」
2005年版の「このミステリーがすごい!」第2位作品。
いわゆる倒述ミステリー。
舞台設定が、一見普通なんだけど、考え抜かれてて面白い。
淡々と状況を説明する飾り気のない文章は、まぁ読みやすくはあります。
疑問を持った人が多かったというラストも、個人的には好き。
登場人物が多い上に、とくにキャラ付けはしてないので、序盤のうちは、「あれ、これ誰だっけ」ってことがあるも、後半慣れました。

φは壊れたね (講談社文庫 も 28-34)φは壊れたね (講談社文庫 も 28-34)
(2007/11)
森 博嗣

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「φは壊れたね」
大好きな森博嗣さんのGシリーズの第一弾。
文庫待ちだったので、文庫で読めて嬉しいです。カバーデザインもステキ。
森作品に共通している、巧みな言葉選びと、キャラの立たせ方は健在。
「なんちゅう文章書くんだ!」と思わされることもしばしば。
第二弾の「θは遊んでくれたよ」も読みました。こっちも良かった。
海月と加部谷の絡みが好きです。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)
(2007/05)
歌野 晶午

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「葉桜の季節に君を想うということ」
2004年版「このミス」第1位作品。
前情報を頭に入れずに読んだ方が面白い系。
なので多くは語りません。
仕掛けは鮮やかだけど、ちょっとあざといかんじも少しします(笑)。


さて、そんなわけで、ネーム直しにもどります。ジャッ!
[ 2008/06/06 23:29 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

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