岡嶋二人『クラインの壷』と、
井上夢人『メドゥサ、鏡をごらん』を読了。
『クラインの壷』が面白かったので紹介を。
仮想現実体感装置を用いた最新鋭ゲームを開発するという話をもちかけられ、その原作者として最初のプレーヤーになってほしいといわれた青年の物語。(Wikipediaより転載)
僕自身ゲームの話を描いてたりするので、何か参考になれば、と思って読んでたんですが…
この本が新刊コーナーに置かれていたとしても、きっと疑いません(15年以上前に書かれた話なのです)。それくらい新鮮な感動を覚えました。
現実と虚構の境目で、自我がぐらぐら揺らいでいく主人公にすごい感情移入できます。
『今は、佐藤友哉『フリッカー式 ―鏡公彦にうってつけの殺人』を読んでます。
小説熱、冷めず。
活字って良いです。