
世界観がまだ固まりきってない子どもの頃は、見えるはずのないものが見えたり、自分だけの能力を持っていたりなど、しばしば不思議な体験をする、というのは、よく言われてることですが。
自分が体験した子どもの頃の不思議な出来事を書き込む掲示板がネットにありまして、僕、それ読むのが好きなんですよ。
何とも言いがたい…喜怒哀楽のどれともつかない、頭の裏側がじんわり…としびれるような感覚になるのが好きで。
で、それ読んでるうちに、僕も思い出したんです。
僕にも、子ども頃にしかできなかった能力があったことを…!
…と書くと、さぞやスゴイ事と思われてしまうでしょうが、そんな大したものでもないです。
それはこんなこと。
まぶしいもの、たとえば太陽などを見た直後に目をつぶると、暗闇の中に、光の残像が見えるでしょ?
それを、目をつぶったまま、じっと見つめて集中していると、その光の残像が、しだいに黄色く発光してきて、じょじょに横に伸びていき、最後には円を描くんですよ。
だいたい5分ほどで、黄色く発光するドーナツ状の輪を、まぶたの裏側に映し出すことができたんです。
…
まぁそれだけなんですけど。(笑)空が飛べたとか妖精が見えたとかじゃなくて、「目をつぶると黄色いドーナツを作れた」。なんて地味な能力(笑)。
でもそれは脳内のイメージとかじゃなく、ちゃんと視覚的に「見えて」るんですよ。
これ、保育園児のころ、ヒマなときによくやる遊びだったんですけど、小学生くらい大きくなって、久しぶりにやってみるかと思ったら、できなくなってたんですよ。
さっきも思い立ってやってみたんですけど、もちろんできませんでした。
あれはなんだったんですかね。
BGM:なし