例によって映画感想。
近所のレンタルビデオ屋は、年内いっぱいは旧作100円みたいなので、恩恵にあずかろうと思います。
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ディセント恐かった・・・!
ホラー慣れはしてる方なので、なかなかそう思わせてくれる作品に出会うことは少ないのですが、これはすごく恐かった。
「未開の地下洞窟を探検する」なんて聞くと、ワクッとしてしまうけど、もしこんな状況になったら、僕なら絶対泣く。おんおん泣きます。
閉所恐怖症の人なら涙目ものの閉塞感は、随一。
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ハイテンションうーん。意外性を出そうとして無理やり話を動かしたら、矛盾がぼろぼろ出た印象。
矛盾やアラを気にしすぎる観方は良くないけど、気にさせない作りにして欲しかった。
グロ描写はよく出来てて、おお!と目を見張るシーンも。
メイキングを観ると、特殊効果の担当は、あの「サンゲリア」も手がけたベテランだそう。さすが・・・!
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グラン・トリノすごくいい話。
おじいちゃんツンデレはずるいよ・・・!そんなの絶対感動する。
ひとりの男のこれまでの人生を背中に感じさせるキャラ造形と、クリント・イーストウッドの演技力はすごいです。
派手さはなく、どちらかといえばシブい映画なのに、新鮮な感動をいただきました。
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ゆれるすごく重い話でした・・・。
オダギリジョーさんががすごいカッコよくてオシャレで地位もある役どころ、それに香川照之さんが対比される形になって、もの悲しいです。
もう・・・香川照之さんの影を背負った演技は最高ですね。無理に笑ってる表情とか。
物語の顛末を視聴者にゆだねる構成になってて、考えさせられました。
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ワールド・オブ・ライズ「レオ様」とアイドルのように扱われたのが今は昔、最近のディカプリオはすごく男らしくて素敵です。今回なんてもじゃもじゃのヒゲ面だし。
作品的には社会派サスペンス、みたいな位置づけですかね。
指揮官のラッセル・クロウに心底イライラさせられました。「事件は現場で起こってるんだ」的な。
こういう作品を見るたびに日本って平和なんだぁ、と思います。
BGM:無し