こないだ原稿終わって、衝動的に借りてきた映画たちをご紹介。
初見。
僕、どマイナーな映画はけっこう観てるくせに、こういうメジャー作品はほとんど観てないんですよね。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』初めて観たのも成人してからだし。
すごい面白かったです。
アクションシーンがカッコイイのは言うまでもないですが、やっぱり漫画描きとしてはキャラクターの立たせ方が上手いなあ・・・と唸ってしまいます。
凸凹コンビがいがみ合いながらもお互いを認め合うって展開は王道ながら、普遍的な魅力があるなぁ。。
『殺人の追憶』でその出来に驚かされた、韓国映画界の超新星ポン・ジュノ監督の長編デビュー作ということで、観ました。
ひとつの団地が舞台のほんのりサスペンス、ってかんじでしょうか。
映画の出来はすごい良くて、やっぱりセンスをすごく感じたんですけど、動物がひどい目に遭うという展開が、ちょっと受け付けられませんでした・・・。
ただ、主演のペ・ドゥナさんがめちゃくちゃ可愛い!
「可愛く撮ってやる!」という監督の意気込みがすごい伝わってきました。
ジャケットがちょっと素敵だったので、ジャケ借り。
でも、あんまり覚えてないんですよね、最近観たのに・・・。
ちょっと凝った構成になってて、それがあんまり上手くはまってない気がしちゃった感が、僕的にはします。
『オールドボーイ』の監督の、いわゆる“復讐三部作”(この呼び方は公式なの?)の三作目。
オールドボーイ、大好きな映画なので期待して拝見。
あー怖い怖い。やっぱり人間がいちばん怖いですわ。
直接的な残酷描写はないけど、胸がキリキリするかんじ。
映像がすごいオシャレで、あーたしかにオールドボーイの監督だー、と思いました。
木下半太さん原作の同名小説の映画化。
僕はこの原作の次回作となる小説『悪夢の観覧車』が大好きなんですけど、「エレベーター」は未読。
なので、新鮮な気持ちで鑑賞。
エレベーターに閉じ込められた個性的な4人の密室劇です。
「観覧車」でもそうだったけど、この木下さんという方のプロットは、すごいアクロバティックな展開をするんだなぁ・・。
やっぱり観ながら無意識に展開予想しちゃうんですが、そのナナメ上、「こんなことになっちゃってどうするのよ?」という展開に持って行ってくれます。
4人のうちのひとり、ゴスロリちゃんを演じてる佐津川愛美さんという子がすごい可愛くて、そのうえ上手い!
監督は堀部圭亮さん。この人、タモリ倶楽部で場の進行してる人という印象しかなかったんですが(笑)、映画も撮るんだ~。
唖然。
序盤は寒色な色彩で、ちょっとおフレンチな、芸術映画っぽい雰囲気すら漂わせてるくせに、終盤の赤!赤!赤ッ!!ってかんじの、これでもかというゴア描写の連続に度肝を抜かされる。
これくらいならR-18指定しなくてもいいだろ、って映画があふれる中、納得の残酷ッ・・・
おかげで映倫も審査拒否で、レンタル版のDVDには終盤のシーンにボカシが入ってしまってがっかり。
アンレイテッド版買おうかなぁ・・・あんまり観たくない気もするけど。
『ハイテンション』といい『マーターズ』といい、最近のフランスのホラー界はどうなってるんだ。
個人的には『マーターズ』よりも観ててきつかったです。ほめてます。
それはそうと、この邦題『屋敷女』はないんじゃないかな・・・
原題(英題?)の『INSIDE』がインパクト薄いのはわかるけど、もっとなにかあったろうに・・・。
BGM:無し