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映画感想

ひさしぶりに映画感想書きます。
もっといっぱい観てるんですが、思い出したものだけツラツラと。

マッド・マックス 怒りのデスロード(2015)
この発言をするのは、本当に勇気がいるんですが、言います、
「普通でした!!」

なんの情報も入れずに観ていたら、きっと「COOL!最高だぜ!!」とか言ってた気がしないでもないです。
ハードルを上げすぎて観てはいかんな、という、人生何度目かの教訓を、今改めて噛みしめています。

周囲をふくめた世間の評価があまりにも高く、
この歴史的大傑作を楽しめない奴は頭がどうかしている、と言わんばかりの、
ある種排他的ともいえる雰囲気にも、なんだかしらけてしまいました。

きっと、うまくいく(2009)
すごくおもしろかったんですが、やっぱり3時間は長かったです。
インド映画定番のダンスシーンで、どうしても長くなってしまうのでしょうか?

キャラの心情を大事にしながら、伏線回収もあざやかなシナリオ、すばらしかったです。
あと、学長先生役の人の演技が最高でした。

燃えよドラゴン(1973)
実はブルース・リー出演作を観るのは初めて。

ブルースリーのモノマネを、物心ついたときから見てきて、
多少誇張されてる部分もあるんだろうなと思ってたんですが、
普通に「アチョー!!」って言ってて、誇張されてないどころかコッチのほうが激しいくらいで、
なんだかすげえ・・・と思いました。
ストーリーはさておき、ブルース・リーというポップアイコンを眺められるというだけで価値がある作品。

レッド・ステイト(2011)
不思議な映画でした。

カルト教団に捕えられた青年たちが脱出を画策する冒頭~中盤はすごく面白くて、
当然ダイハード展開を期待し、ワクワクしながら観てたのですが…、
え?そんなことになっていくの?という後半の展開に、ある意味おどろきました。

まるで前半と後半で違う映画のようでした。
正直、ダイハード展開が観たかったです・・・。

Unknown(2011)
最初に大きく魅力的に広げた風呂敷をしっかりたたみきった快作。
このギミックはけっこう画期的なのでは?前例はあるのでしょうか?

同名の好きな映画があるので、なにか素敵な邦題をつけてもよかったんじゃないかと思います。

4デイズ(2010)
少しネタバレなんですが、むしろ観る前に知っておいたほうがいいと思うのは、
この作品を「尋問のスペシャリストが頭脳戦でテロリストと対峙する話」だと思い、
そこを期待して観るととがっかりするということです。僕がそうでした。

この映画のテーマはたぶん「国家緊急時においての容疑者への拷問は是か非か」であり、
それを念頭において観ると、けっこいいい作品なのではと思います。

CURE(1997)
邦画でサイコキラーを描くと、大抵なんだか嘘くさく感じてしまうのですが、
(日本が平和だからなのか、自分が住んでいるから判定が辛くなるのか・・・)
なんか、「うわっ、いそう…」という嫌なところをえぐられるかんじがして最高でした。
「冷たい熱帯魚」を観たときの感覚に近いかもしれません。
(そういえば「冷たい~」で殺人鬼役やってた、でんでんさんが今作にも出てました。)

今みてもドキッとする演出も多くて、観てなかった自分に喝です。

新しき世界(2013)
韓国の潜入捜査ものとしては『インファナルアフェア』以来の傑作だと思いました。
「韓国の潜入捜査もの」って、インファナル~以外観てませんが(笑)。
(追記:インファナル~は韓国ではなく香港でした、失礼しました。
最近インファナル~観なおしたんですが、本当に傑作ですね。
序盤のモールス信号のシーンが大好きです)

武闘派な派閥のボス役のパク・ソンウンさんが、そんなに怖い顔でもないし、インテリっぽい風貌なのに、
なんか全身から「殺すぞ」オーラが出てて、雰囲気あってすごくよかった。

人を殺して、コンクリ詰めにして沈めるという、暴力映画にありきたりなシーンが、
「ろうと」でコンクリを飲ませるという、斬新な手法により新たに生まれ変わったのには、ナルホド!と膝をうちました。

[ 2016/02/21 18:36 ] 映画 | TB(0) | CM(-)

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