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渡辺静ツイッター
[ 2016/12/14 17:19 ] 未分類 | TB(0) | CM(-)

マガジンSPECIAL休刊に寄せて

講談社のサイトにて、マガジンSPECIAL誌の休刊が発表されました。
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20160801magaspe.pdf

マガジンSPECIAL、通称マガスペ、
30年以上の歴史があるその雑誌の、後半10年くらいに、僕は関わらせてもらいました。

僕は田舎出身で、卒業した小学校中学校共に、現在は統廃合され、
かつて通った学び舎が無くなったりしているんですが、
これそんな気分ですよ!!!
少し前に聞かされてはいたんですが、まだけっこうショック引きずってます。

***

マガスペは、僕に「はじめて」をたくさん与えてくれた雑誌です。

忘れもしない、僕の新人賞受賞作が掲載された2004年7月号、
sha133.jpg
これです

書店で並んでいるのを見たときの、
「僕の描いた漫画が、全国の本屋で売ってる雑誌に載っているんだ」
あの感動は、いまでも鮮烈に覚えてます。

その後、5回の短期連載「イロコイ」、
そして、初めて単行本まで出してもらった、初連載作「CHIMES~チャイムズ~」もマガスペ連載でした。

映画紹介コーナー「CINEマニア」のイラストカット担当になり、試写会をめぐらせてもらった思い出もあるし、
その他4コマコーナーに何度も声をかけてもらったり、
マガスペで数えきれないほど仕事をさせてもらいました。

さらに、雑誌の表紙を初めて担当させてもらったのも、マガスペでした。
なんと4回も!

sha134.jpg
2007年5月号

mag08.jpg
2007年9月号

mag11.jpg
2007年12月号

mag14.jpg
2008年6月号

まあ、初めて…と言っても、
マガスペ以外で雑誌の表紙を描いたことはないんですが(笑)。

しかし、当時はあまりピンときてませんでしたが、
新人の初連載、それも2年たらずの連載期間で、4度も表紙をまかされるというのは、これはけっこうスゴイことです。
僕がすごいという話ではなく、
ネームバリューもない新人を表紙に使うことが、どれだけリスキーなことか。
それは、売上よりも、新人を前に出してやろう、育ててやろう、という愛情以外のなにものでもないと思うんです。

古巣、故郷、ホームグラウンド…、マガスペは僕にとってそんな雑誌です。
マガスペで仕事できたことを誇りに思います。

まだ終わったわけではなく、あと6号は出るので、
全部楽しく読むぞー!!
[ 2016/08/03 20:50 ] 仕事 | TB(0) | CM(-)

映画感想

ひさしぶりに映画感想書きます。
もっといっぱい観てるんですが、思い出したものだけツラツラと。

マッド・マックス 怒りのデスロード(2015)
この発言をするのは、本当に勇気がいるんですが、言います、
「普通でした!!」

なんの情報も入れずに観ていたら、きっと「COOL!最高だぜ!!」とか言ってた気がしないでもないです。
ハードルを上げすぎて観てはいかんな、という、人生何度目かの教訓を、今改めて噛みしめています。

周囲をふくめた世間の評価があまりにも高く、
この歴史的大傑作を楽しめない奴は頭がどうかしている、と言わんばかりの、
ある種排他的ともいえる雰囲気にも、なんだかしらけてしまいました。

きっと、うまくいく(2009)
すごくおもしろかったんですが、やっぱり3時間は長かったです。
インド映画定番のダンスシーンで、どうしても長くなってしまうのでしょうか?

キャラの心情を大事にしながら、伏線回収もあざやかなシナリオ、すばらしかったです。
あと、学長先生役の人の演技が最高でした。

燃えよドラゴン(1973)
実はブルース・リー出演作を観るのは初めて。

ブルースリーのモノマネを、物心ついたときから見てきて、
多少誇張されてる部分もあるんだろうなと思ってたんですが、
普通に「アチョー!!」って言ってて、誇張されてないどころかコッチのほうが激しいくらいで、
なんだかすげえ・・・と思いました。
ストーリーはさておき、ブルース・リーというポップアイコンを眺められるというだけで価値がある作品。

レッド・ステイト(2011)
不思議な映画でした。

カルト教団に捕えられた青年たちが脱出を画策する冒頭~中盤はすごく面白くて、
当然ダイハード展開を期待し、ワクワクしながら観てたのですが…、
え?そんなことになっていくの?という後半の展開に、ある意味おどろきました。

まるで前半と後半で違う映画のようでした。
正直、ダイハード展開が観たかったです・・・。

Unknown(2011)
最初に大きく魅力的に広げた風呂敷をしっかりたたみきった快作。
このギミックはけっこう画期的なのでは?前例はあるのでしょうか?

同名の好きな映画があるので、なにか素敵な邦題をつけてもよかったんじゃないかと思います。

4デイズ(2010)
少しネタバレなんですが、むしろ観る前に知っておいたほうがいいと思うのは、
この作品を「尋問のスペシャリストが頭脳戦でテロリストと対峙する話」だと思い、
そこを期待して観るととがっかりするということです。僕がそうでした。

この映画のテーマはたぶん「国家緊急時においての容疑者への拷問は是か非か」であり、
それを念頭において観ると、けっこいいい作品なのではと思います。

CURE(1997)
邦画でサイコキラーを描くと、大抵なんだか嘘くさく感じてしまうのですが、
(日本が平和だからなのか、自分が住んでいるから判定が辛くなるのか・・・)
なんか、「うわっ、いそう…」という嫌なところをえぐられるかんじがして最高でした。
「冷たい熱帯魚」を観たときの感覚に近いかもしれません。
(そういえば「冷たい~」で殺人鬼役やってた、でんでんさんが今作にも出てました。)

今みてもドキッとする演出も多くて、観てなかった自分に喝です。

新しき世界(2013)
韓国の潜入捜査ものとしては『インファナルアフェア』以来の傑作だと思いました。
「韓国の潜入捜査もの」って、インファナル~以外観てませんが(笑)。
(追記:インファナル~は韓国ではなく香港でした、失礼しました。
最近インファナル~観なおしたんですが、本当に傑作ですね。
序盤のモールス信号のシーンが大好きです)

武闘派な派閥のボス役のパク・ソンウンさんが、そんなに怖い顔でもないし、インテリっぽい風貌なのに、
なんか全身から「殺すぞ」オーラが出てて、雰囲気あってすごくよかった。

人を殺して、コンクリ詰めにして沈めるという、暴力映画にありきたりなシーンが、
「ろうと」でコンクリを飲ませるという、斬新な手法により新たに生まれ変わったのには、ナルホド!と膝をうちました。

[ 2016/02/21 18:36 ] 映画 | TB(0) | CM(-)

累計100万部突破感謝

ria-kokuti39.jpg

『リアルアカウント』の単行本の累計が100万部を突破したことを記念して、イラストを描きました。
(クリックで拡大します)

「100万部」という言葉の響き、いいですねぇ(悦)

あまり声高に目標を掲げたりしない僕ですが、
ひそかにいつか達成できたら…と思う事柄はいくつかあって、
その中のひとつが「単行本累計100万部」でした。

しかし別段感慨深くなったりもしないのは、いまだ週刊連載の渦中にいるからかもしれません。
慢心せず、これからもがんばりたいと思います!

[ 2016/02/13 00:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(-)

寒中見舞いプレゼント2016

あけましておめでとうございます!
毎年恒例の寒中見舞いプレゼント企画です。

いただいた年賀状のお返事に作っている寒中見舞いを、
ここを見ている皆さまにも抽選で10名様にプレゼントします。

sha131.jpg
印刷されているイラストは、ありものです。
これに直筆でサインを入れてお送りします。

以下、例によって応募要項のコピペです。

*********

終了しました
●希望する方は、
sutoi_shizumu☆yahoo.co.jp(☆を@に変えて送ってください)
       →メールフォームからも送れます

上記のアドレスに、件名を「寒中見舞い2016」にして、メールをください。
(メールフォームから送られる方は、『お名前』の欄を「寒中見舞い2016」にしてください)
受信メールを件名でソートして抽選するので、書かれていない方は抽選漏れします、お気を付けください。

本文には、とくに何も書かなくていいですし、渡辺への叱咤激励とかてきとーに書いてくれてもいいです(笑)。

●間違えて応募メールを送ってしまった場合をのぞき(件名を忘れたなど)、1人1通の応募でお願いします。

●応募締め切りは、8日の24時とします。

●当選者には、当選の旨をメールしますので(上記アドレスからの受信を有効にしておいてください)、
折り返し、住所氏名をメールで返信してください。
いただいた個人情報は、ハガキに記入し次第、すみやかに消去します。

*********
以上コピペでした。

なお、抽選は、メールをいただいた順番をそのまま抽選番号として、
http://www.ak-office.jp/software/tyusenk.html
この抽選ソフトを使って選出します。

旧年中に、編集部を通してファンレターいただいた方には、この寒中見舞いでお返事するので、
応募はご遠慮ください。

『リアルアカウント』も週刊移籍して1周年、別マガ時代から考えると、もう2周年になります。
連載期間も、単行本巻数も、累計部数も、目下自己記録を更新中です。
いけるところまで、せいいっぱい頑張りたいと思っています。

今年も応援よろしくお願いします!
[ 2016/01/06 22:12 ] 未分類 | TB(0) | CM(-)